制動力とは、クルマとの対話を支える「静の力」。
DRMがこの「Motorsport Compound」に求めたのは、ストリートで扱いやすく、ワインディングで応え、さらにサーキットでも破綻しない――万能でありながら品格を失わないブレーキフィールです。
なぜ作るのか(Why)
一般的なスポーツパッドは“効きすぎる/効かない”が極端で、温度や速度によってフィーリングが大きく変化します。Z34 NISMO の高いシャシー性能に対し、その差が“違和感”として残る場面が少なくありませんでした。
速度・温度・路面が変わっても、常にクルマと会話できる制動力。その一貫した対話性を実現するため、この「Sport Compound」は生まれました。
どう作ったか(How)
製造は国産ハイパフォーマンスブランド LUVIX(ルービックス)。独自のセミメタル技術をベースに、カーボン/メタル系モータースポーツ摩材を採用。
特殊配合により、低温域では純正に近い穏やかな効き、中温域ではリニアで自然な制動、高温・高速域では圧倒的な安定感を持続。ローター攻撃性も驚くほど低く、ワインディングからサーキットまでカバーします。
何をもたらすか(What)
● ワインディング〜サーキットまで「1セットで完結」
街乗り・峠・高速道路・サーキット、すべてを許容する広い温度レンジ。
● 主材質:カーボン/メタル系モータースポーツ摩材
LUVIXの特殊セミメタル配合を惜しみなく投入し、強い制動力とコントローラブルな立ち上がりを両立。
● ローター攻撃性:極めて低い
スポーツ用でありながらローター寿命に配慮した摩材設計。
● フィーリング:リニア&ダイレクト
ペダル操作に対して素直に効くため、限界域でも迷いのないコントロールが可能。
● Z本来の「美しい減速」を形に
“止まる”という動作にこそ、走りの美学は宿ります。「Sport Compound」はZの走りを静かに強く支えるためのブレーキパッドです。
仕様
- 主材質:カーボン/メタル系 モータースポーツコンパウンド
- 適正温度域:50〜750℃(ワインディング/サーキット対応)
- 推奨用途:街乗り/高速/峠/サーキット
- ローター攻撃性:中低
参考取り付け時間
企業紹介
LUVIX(ルービックス)は、モータースポーツの現場で磨かれた制動技術を背景に持つ、日本のブレーキ専門ブランド。その母体であるオートスタッフは、かつて GT300 クラスに参戦した NISMO サテライトチームとして知られ、実戦に基づく摩材開発力に優れています。
本製品「Sport Compound」は、DAYTONA株式会社が企画開発し、LUVIXと共同製作した RZ34 NISMO専用 DRMオリジナルモデルです。